PET樹脂用関連設備
PET樹脂固相重合装置
分子量調整で、回収ペットボトルのペレット品質を改善
固相重合によりペレット品質の違いを解消し、新PET樹脂としての転用を可能にします。
- 用途
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- PETボトル粉砕品の分子量調整
製品の特長
固相重合による、回収PETボトルからボトル用PET樹脂製造の品質要求と条件
回収PET樹脂の固相重合プロセスに新PET樹脂を、そのまま転用出来ない理由の一つは、固相重合するペレットの品質が異なる事である。即ち、回収樹脂では、ボトル成形における溶融押出し工程及びペレット化の為の回収ボトル樹脂の溶融押出し工程での熱分解の為、品質が劣化している。
即ち、単に固有粘度が低下しているばかりではなく、末端カルボキシル基及びアルデヒドの増加、色調の悪化等が起きています。末端カルボキシル基の増加は重合速度の低下をもたらし、固相重合条件は新PET樹脂とは異なる事となる。
又、長時間の固相重合中に劣化が更に進まないように、新樹脂に比し穏やかな条件の適応が必要です。用途がボトル用の場合には特に品質要求が厳しく、固相重合条件の設定には十分な配慮が必要です。
品質の要求
- AA
- 低CT
- 高白度
- 透明
- 成形性(射出成形とブロー延伸)
等が品質要求である。